オーダーメイド:10年20年後を見据えて

大粒ピジョンブラッドルビーで作るオーダーメイドのシンプルリング
「ルビーの指輪をオーダーメイドで作りたい」とのご依頼をいただきました。ルビー裸石(ルース)の調達からお任せいただききました。

お客様が打ち合わせにご来店くださいましたので、デザインのご希望など直接お伺いしました。実はその間、密かにお客様を観察しておりました(笑)。手や指の形、お肌や髪の色、ファッションのお好み、お客様の雰囲気などなど・・・。お客様の姿を拝見しますとデザイン作成へのヒントが沢山得られます。

お客様のご希望は、極めてシンプルなデザインでした。今現在のお客様はお若く手もほっそりとしていらっしゃるので、そのような可憐で華奢なデザインもお似合いになります。
しかし10年20年と年を重ねますとどうでしょうか?もう少し太さのあるデザインがお似合いになってくるはずです。そうしますと華奢な指輪では、物足らなくなるような気がします。

ルビーについても同じです。今は多少色が薄く小さい石でも、可愛らしい雰囲気に仕上がりお似合いになるかもしれません。ですが10年20年後に身に着けるとしたら・・・やはり物足らなくなるでしょう。そうした時に「もう似合わない!」とタンスの肥やしにするのではなく、その年代の自分に似合うデザインにリフォームしてずっとご愛用いただきたい。
そのため今回はご予算の多くをルビーに充て、深紅で大きめのルビーを選んでいただけるようアドバイスさせていただきました。

さて、ここで少しルビーのお話を。『ルビー=赤い石』と思っていらっしゃる方が多いと思いますが、《赤》の中にもバリエーションがあります。
それは大きく分けて2つ。深紅の血のような赤色(ピジョンブラッド)、そして少しピンクがかっている赤です。
もちろんピンクが強くなってくれば、それはピンサファイアになります。
(ルビーとサファイアの違いについて興味がおありでしたら、ジュエリーコラム『ルビーとサファイアは同じ鉱物で色が違うだけ!?』をご覧になって下さい)
ピジョンブラッドはとても高貴な雰囲気が漂い、大人っぽく高級感があります。反対にピンクがかっているいる赤は若々しく可愛らしい印象です。どちらもいわゆる《赤》ですが受ける印象は非常に違うのです。

そういったこともご説明し、当店が用意した中から「これぞ!」というルビーをお選びいただきました。それを当店オリジナルの指輪空枠にお留めして出来たのがこちらのリングです。

シンプルなデザインですがカジュアル寄りにならないのは、やはりルビーのおかげです。大人っぽく深い赤色は、大変高級感が感じられます。またアームが細いので、石がより大きく見えます!

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『お客様の声』にも、ジュエリーをオーダメイドした感想をお寄せいただきました。
「知識が豊富で的確にアドバイスをもらえる」(口コミ・評判・レビュー072)

ジュエリー制作ノート

【制作方法】ご来店での打ち合わせ、デザイン画制作、鍛造手作りでのオーダーメイド
【制作アイテム】指輪/リング
【素材】K18イエローゴールド、ルビー