最近、婚約指輪を購入するお客様が少なくなっているそうです。
昔は『給料の3ヶ月分』なんて言ったもんですね。つまり60万円のリングをいただいたのなら、彼のお給料は20万円!、シビアですね~~。見栄を張って120万円のリングを送ったとか、送らなかったとか?・・・そんなジュエリー業界が作り上げた宣伝文句がまかり通っていたなんて、なんと平和な時代だったのでしょう。
今の若い人達、つまりこれから結婚しようっていう人達は、もっとしっかりしています。そりゃそうですよね。自分達の老後の年金が、あてに出来ない世代ですから。そんなものにお金をかけるなら貯金?新居?って考えるのもいたしかたない。
ですがやっぱり・・・
人生最高の時に、最愛の人へ、ダイヤモンドのひとつも贈ることができない、いや、しないなんて。
彼女のほうも、ダイヤモンドよりキャッシュがいい、なんでしょうか?
夢を見ることができない時代、なのですね。
私の所へリフォーム依頼で訪れるお客様は、そんな現代っ子に比べると幸せでしたね。リフォームされるリングを手にとって、昔の思い出に浸ったり、とてもお幸せそうです。
まあ、そうでない方もいらっしゃいますけど。
離婚したから別な物に作り変えたいとか、2度目3度目で数個お持ちの方も・・・。色々な方がいらっしゃいます。まさに『人生いろいろ』です。
『ダイヤモンドの指輪は、人生の目撃者』ってのはちょっとオーバーでしょうか? でも色々あった人生の節目で、なにか意味を持っているのでしょう。
例えばリフォームをして指輪からペンダントへ、その姿を変えたとしても、ダイヤモンド自体は消えて無くなるものではありません。第二の人生を歩む方にとっても、お子様に譲られる方にとっても、なにかその方に意味があるものとなっているようです。
私はなんでも先取りっ子で、まさに「婚約指輪を頂くんだったら時計がいいわ!」って人でしたから、婚約指輪を持っていません。
ですが。
こうやってたくさんのお客様の婚約指輪と、そのエピソードに触れている内に、やっぱりひとつは頂いておけば良かったかな・・・なんて思います。月日が流れてその指輪を見た時、どんな思いがするのか?、婚約指輪を持たない私には、永久に分かりませんから・・・ね。
20年、30年も前に、愛を誓ってくれた証、思い出。
それが形となって身近に存在しているって、やっぱりステキなことだと思う、今日この頃です。
皆さんはどう思いますか?
※当店では婚約指輪をお手頃なセミオーダー、およびオーダーメイドでお作りしております。長年の取引で培ったコネクションを駆使し、高品質のダイヤモンドを卸値でご提供いたします。お2人で選んだダイヤモンドとリングで、世界に1つだけの婚約指輪を作りませんか?お気軽にお問い合わせください。
◉販売員はおりません。デザイナーがお客様のお話を伺います。
当店のオーダーメイドは『お客様・デザイナー・職人がひとつのチーム』となってジュエリーを作るスタイルです。デザイナーが直接お話を伺い、お客様の想いを形にします。お客様の役目はプロデューサー。ジュエリー造りのワクワク・ドキドキを体験してください!
*GIA GG(米国宝石学会認定宝石鑑定士)、ジュエリーデザイナーの紹介はこちら
◉自社工房を持ち、専属の職人が手作りいたします。
サロンの隣に工房を併設し、熟練した職人が1つずつ丁寧にお作りします。制作途中にデザイナーと職人が何度も話し合い細かくチェックするため、ハイクオリティなジュエリーが完成します。また外部業者へ委託しない分お安くできるというメリットもあります。
*コラム「どうして自社工房、専属職人なのか?」はこちら
◉実物大の精密なデザイン画を作成し、そのデザイン画とほぼ同じように実物をお作りします。
原寸大のデザイン画をお作りするのは、お客様と製作者側で共通のイメージを持つため。細部までしっかり確認してから制作に入りますので、出来上がりまで安心してお待ちいただけます。また出来上がった後、イメージと違う!といったトラブルを回避することができます。
*ジュエリーデザインの紹介はこちら