数あるジュエリーリフォーム会社の中で、当店が大きくアピールしたい点は『自社工房がある』ということです。なぜ私が自社工房そして専属職人にこだわるのか。今回はそれについて書きたいと思います。

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それを説明する前にまず『ジュエリーリフォーム業』というものについて簡単に説明したいと思います。業者の種類は大まかに次のように3つに別れるかと思います。

既成品の枠に石を載せ替えるリフォームを専門に行う業者

ジュエリーリフォーム 、オーダーメイドジュエリーの専門業者であることは少なく、宝石店や買取業者がメーカーの枠やカタログによって提案する場合が多いようです。

デザイナーやリモデルカウンセラーを通して凝った提案が可能な業者

社内にデザイナーがいる、または外部のデザイナーを介在させることによりオリジナリティの高いものを提案できる業者。ただ実際の制作は外部に委託している場合が多く、百貨店などもこのタイプにあたります。

デザイナー在中、自社工房を持っている業者(当店)

お客様とデザイナー/カウンセラーと職人の距離が近い。さて、

デザイナーと職人との距離は、作品の出来栄えに比例する。

このことは長年この業界、とくにジュエリー製作の現場に身を置いて確信したことです。

私はジュエリーメーカーで様々なアイテムを職人に発注する立場におりました。一番多かった時で10人の職人に発注していた時期もありました。

当時の私の仕事は服飾業界で言うところのパタンナー的な役割ですね。デザイナー→パタンナー→職人という流れが、ジュエリー業界ではデザイナー(リフォーム やオーダージュエリーではお客様)→私→職人という流れです。

この発注者(デザイナー、お客様)と職人の橋渡しをする存在の私にはたくさんの仕事①〜⑤があります。

①接客
お客様の好みや思いを引き出す。見積もり。ご説明する

②デザイナーとしての役割
製図を書きイメージを具体化する

③制作方法を検討する
ジュエリー制作には様々な方法があり、どの制作方法が適しているか検討する。同じデザインからでも制作方法が違うとまったく違った出来上がりになります。石の知識も必要。

④使用する素材を準備する
素材の目利きとしての経験が必要

⑤職人に発注、出来上がりまで監修する
職人の特徴も踏まえ、的確な指示が要求されるので知識、経験が必要

自社工房の利点

自社工房を持たずジュエリー制作を外部委託している場合、発注者と職人との打ち合わせはたいてい、業務依頼する際の最初の一回だけです。この時、どんなに緻密なデザイン画を用意し、言葉を尽くして打ち合わせを行っても、所詮は紙の上での打ち合わせです。「少し丸く」と伝えても、依頼者側の”少し”と職人の”少し”は違い、微妙なニュアンスを作品に投影することは難しいでしょう。

それを是正するためには製作途中のチェックが欠かせませんが、外部委託の場合、それはほぼ行われません。反対に職人がすぐ近くに居れば、要所要所でチェックをすることができますし、職人の疑問にもすぐに答えることができます。必要以上に作業を止める必要はありませんが、何度もチェックをすることで「あぁ、こうじゃなかった・・・」と作業を大幅にやり直すはめになることもありません。

職人とデザイナー綿密な打ち合わせ風景

また私は、同じ職人や工房とできるだけ長く付き合うべきだと考えています。長く付き合えば職人の癖や得手不得手が理解でき、職人側もこちらの好みを理解してくれます。それにより先の「少し丸く」問題はだんだんすり合わせされ、デザイナーと職人との共通認識となります。業者の中には色々な思惑により職人や工房をコロコロ変えている所もあるようですが、それではお互いの信頼関係も育ちません。

もちろん良い点ばかりではなく、マイナスの点もあります。それはどんな業種でも同じでしょうが、長く同じ相手と仕事をしていると馴れ合いになりがちだということです。そうなると新しいことに挑戦しなくなり、職人の出来る範囲でしかデザインを描かないようになり、職人の技量も上がらない、その結果としてすべてが似たような出来上がりになってしまう、というをよく見かけます。ることです。

「今、世の中ではどのような物が流行っているか?」
「新しい工具や機械はないか?」
「業界に浸ってしまい、マンネリになっていないか?」
と、いつも新鮮な気持ちでいるよう心掛けています。

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当店は、お客様をお迎えするサロンのすぐ隣に自社工房を置き、専属職人と時には私自身が制作をしております。

*当店のエントランス。右のドアからお客様との打ち合わせスペースへ、左のドアは工房への入り口となっております。

この環境は私が快適に仕事をするために欠かせないものなのです。何故なら。。。。

自分が納得しないジュエリーをお客様にお納めすることが私にとって一番のストレスだからです。良い作品が出来上がるということが、私にとって快適な仕事環境なのです。

皆様も是非、ジュエリーリフォームを検討される際には店構えや価格だけにとらわれず、どのように制作しているのか?といった所まで、よくお確かめになってくださいね。

この場を借りて、いつも私の時には度を越した注文に気分を害しながらも付き合ってくれる職人に感謝の気持ちを贈ります。

オーダーメイドジュエリーお問い合わせバナー

◉販売員はおりません。デザイナーがお客様のお話を伺います。
当店のオーダーメイドは『お客様・デザイナー・職人がひとつのチーム』となってジュエリーを作るスタイルです。デザイナーが直接お話を伺い、お客様の想いを形にします。お客様の役目はプロデューサー。ジュエリー造りのワクワク・ドキドキを体験してください!
*GIA GG(米国宝石学会認定宝石鑑定士)、ジュエリーデザイナーの紹介はこちら

◉自社工房を持ち、専属の職人が手作りいたします。
サロンの隣に工房を併設し、熟練した職人が1つずつ丁寧にお作りします。制作途中にデザイナーと職人が何度も話し合い細かくチェックするため、ハイクオリティなジュエリーが完成します。また外部業者へ委託しない分お安くできるというメリットもあります。
*コラム「どうして自社工房、専属職人なのか?」はこちら

◉実物大の精密なデザイン画を作成し、そのデザイン画とほぼ同じように実物をお作りします。
原寸大のデザイン画をお作りするのは、お客様と製作者側で共通のイメージを持つため。細部までしっかり確認してから制作に入りますので、出来上がりまで安心してお待ちいただけます。また出来上がった後、イメージと違う!といったトラブルを回避することができます。
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