夫婦の形が見える時。。。(c56)

ジュエリーリフォームのご相談を受け付けている時に見える夫婦の形。それについて少し話をします。
婚約指輪のリフォームのご依頼を受ける時に、私はそれとなーく確認することが実はあります。

「婚約指輪をリフォームすることにご主人は同意していらっしゃいますか?」です。

新たな人生を歩み始めた記念の婚約指輪ですから、この指輪は誰の物?と問われればお二人の物かと思うので。。。。一応軽くお伺いするようにしています。

男性には3パターンあるようで

①「おまえの好きにしていいよ」「毎日着けてくれるなら俺もうれしい!」
②「僕が贈った時のデザインを変えちゃうの?」
③ 存在そのものを忘れていて関心がほぼない。(笑)

また奥様にも2パターンあるようで

①私がするんだから私が決めるわ。毎日着けられるようになったほうが旦那も喜ぶに決まってる。の事後承諾タイプ
②旦那さんの了解を貰ってから決める。旦那さんが男性の②の場合はリフォームには至らず、私はお役御免になるわけです。

実は以前、奥様がリフォームを進めていて、いざ制作をスタートしようとしたら
ご主人が②の理由で急遽中止になった、なんてことがありました。ただ、とても少ないです。

多くは①の「お前の好きにしていいよ」か、③の「もうそもそも関心がない」ですが、それ以外にもたくさんの夫婦の形があって興味深いです(笑)
デザイン変えるなら、俺も一緒に考えさせて!という積極的なご主人様もいらっしゃいます。何十年たっても仲良しで羨ましい限りです。

さて、ここで私はどうしても考えていただきたいもうひとつの存在があります。
そうです。それは指輪そのものです。
私はリングの気持ちも何となく分かってしまうので、この子はどう思っているのかな?っと。

『お前(婚約指輪を擬人化してます)の人生はふたりに貰われていってからどうだった?
お二人を癒したり幸せを感じてもらうような活躍の場はあったかい?

リフォーム 依頼を受けた時に私が確認すること、それはリングの底の部分を見ることです。
どのぐらい傷が付いているか?でその子(リング)の使用(された)頻度=貢献度が分かります。
汚れていて、傷がたくさん付いているリングはたくさん着けて貰ったんだろうな〜。
方や全く傷が付いていない買ったままの状態の子も居ます。ずっと暗いリングケースの中で仕舞われていて寂しかったかなあ。。と。

そんな子達には、やっと活躍の場がやって来たね。私のリフォーム工場にようこそ!
やっと輝ける時が来たよ。あなたの役目はこれから、ご主人様たちを笑顔にしてあげてね。

さて、最近多い婚約指輪のリフォームの形。

ご結婚されるお二人のどちらかのお母様の婚約指輪のダイヤを使って、若いカップルが指輪を作るパターン。
昔と違って婚約指輪は持たない、というカップルも増えています。可哀想に思ったのかそんなカップルに、お母様からのプレゼント。「私の婚約指輪のダイヤを外して使っていいよ」優しい〜。嫁姑は円満スタート。

「好きなデザインに変えていいの?嬉しい!」
この方達が私の店に来てくれるわけですが、ブランド店に出向いたり、ネット上で好きなデザインを探したり、オリジナルのデザインを考えたり、と出来上がりまで楽しんでいただける体験型。婚約期間が思い出深くなることこの上ない。

昔は立て爪と呼ばれる大きな爪で高さのある婚約指輪が一般的でしたが、最近の若い方は、そんな婚約期間だけじゃなく、その後もずっと着けて楽しみたいので、出来るだけ普段も着けられるような高さのないデザインにしたい。
ダイヤモンドのすごいところは、何十年経ってもその輝きは変わらない、ということです。
ぜひ、使用頻度の高いデザインで楽しんでいただきますように。ファッション、お仕事、TPO色々検討して満足度の高いものになるとよいですね。

たまにいらっしゃるとても慎重なお客様にコメント。
「せっかく作るんだから、絶対飽きたくないデザイン。何歳になっても着けられるようなデザインにしたい」
分かります!すごく分かります。

このようなお客様への私のお声がけ。
「自分の10年後、ましてや20年、30年後なんて、どうなっているか分かりません。ご結婚おめでとうございます。今が人生の一番スペシャルな時。あまり先のことを考えずに今一番着けたいと思うデザインを選んではいかがですか?ダイヤは何年経っても古くなったり朽ちたりしませんから、10年、20年後にまたデザインを変えて楽しんでいければよいのではないでしょうか?」
結構皆さん納得していただけます。
ご主人も「そうだね。アニバーサリーリフォームだね!」と助け舟を出してくださいます(笑)

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