【DP017】ダイヤモンドのステーションネックレスへリフォーム

作品について

リフォーム希望でお持ちいただいたのは、ダイヤモンドが5ピース並んだ指輪でした。大きめのダイヤモンドを2点の爪で留めてあり、デザインとしてはすっきりしているのですが、このタイプの弱点はダイヤモンドがとても緩みやすいということ。当店にも修理やリフォームのお持ち込みが多数寄せられます。

今回は指輪からネックレスへと、思い切ってアイテムを変更することにし、ロングタイプのステーションネックレスへリフォームいたしました。

全長80cmのチェーンに間隔を空けて『ガードルフクリン留め』という方法でダイヤモンドを留めています。この留めは『ダイヤモンドの淵の部分にのみ、地金をくるっと巻いて留める』という手法で、大変技術が必要な留め方です。この留めの特徴は、ダイヤモンドの裏の尖った部分を地金で塞ぎませんので、身に着けている内にダイヤモンドがひっくり返ってしまったとしても、それが目立ちません。遠目には表裏の違いなく見え、地金が主張することもなく、大変すっきりとして見えます。

ロングチェーンは身に着けることにより動きが加わり、キラキラと反射してとても綺麗。そして意外にも多様なファッションに合い、活躍の場が多いです。またステーションタイプは本当に使い勝手の良いデザインですので、ネックレスだけでなくブレスレットにもお勧めいたします。

DATA

【制作】リフォーム
【素材】K18イエローゴールド、ダイヤモンド