今風ジュエリーリフォームの楽しみ方(c54)

「そういえば昔買ったあのジュエリーどこにいったかしら?」なんてジュエリーボックスの中をごそごそ探してみる。
「これは昔、若い時に主人が私にプレゼントしてくれたものだわ。」
「これは20年前、パリに旅行した時、記念に買ったブローチなの。」
「これは一生懸命働いて、初任給で買ったルビーのリング。」
「これは20歳の誕生日に父がプレゼントしてくれた物なの。」

ジュエリーリフォームのご相談にいらっしゃるお客様の昔話を聞くのが私の大切な仕事のひとつです。満面の笑顔でひとつひとつのジュエリーに対する思い出をお話しされます。それは人生を振り返る作業でもあるのでしょうか。。ついお話しに引き込まれて時間の経つのも忘れてしまいます。

ジュエリーリフォームをオーダーされるお客様はモノを捨てない、モノを大切にする方達ばかりです。やさしいエネルギーを貰いっぱなしの私は、幸せ気分いっぱいで過ごさせていただいております。

こちらは先日デザインからお作りさせていただいたお客様のジュエリーのビフォーの写真です。お手持ちのジュエリーの中から私が選ばせていただいたアイテムはちょっと珍しいオニキスカメオのピンブローチ、キャッツアイのタイバー(亡くなったご主人の肩身のお品)、そしてキャッツアイのリングの3点です。

お客様とご相談を重ね、リングはもうあまり付けないけど、ブローチやペンダントは着ける、ということでしたので、これらを使った個性的なブローチ兼ペンダントをご提案いたしました。そして出来上がってきたのがこちらです。

コートの襟につけてもよし、オメガチェーンに通してブラウスの間から見せるもよし、無地のスカーフ留めとして使うもよし。
「お洋服とのコーディネートがとっても楽しみね。何に着けても似合いそう。」と表情を輝かせてお客様。

私がジュエリーデザインを依頼された時、いちばん重きを置いて考えること、それはいかにお客様に似合うかということ、別の言い方をすれば、いかに使用していただけるかということです。デザイナーは時として自分の好みのデザインを薦めがちですが、お客様のファッション、TPOに適していて使用頻度が多いか?私はいつもそこに立ち返って考えるようにしています。そしてほんの少しだけ冒険をしていただくと、オーダーメイドの魅力をより味わっていただけると思います。お洋服の幅が広がって、少しだけドキドキしていただけるようなご提案が目標です。

今回のリフォームはデザイン性があり、一点もの感が印象的です。20年、30年たってもアンティック風として、その時代でも残り受け継がれるような作品になりました。

シンプルでモダンなものからデコラティブなものまでお客様の好みやご希望をギュッと詰め込んだ「自分ジュエリー」を作ることができるジュエリーリフォームは究極なセレブの楽しみです。購入するだけでは味わうことができない体験型のオンリーワンジュエリーを楽しんでいただけますように。

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◉販売員はおりません。デザイナーがお客様のお話を伺います。
当店のオーダーメイドは『お客様・デザイナー・職人がひとつのチーム』となってジュエリーを作るスタイルです。デザイナーが直接お話を伺い、お客様の想いを形にします。お客様の役目はプロデューサー。ジュエリー造りのワクワク・ドキドキを体験してください!
*GIA GG(米国宝石学会認定宝石鑑定士)、ジュエリーデザイナーの紹介はこちら

◉自社工房を持ち、専属の職人が手作りいたします。
サロンの隣に工房を併設し、熟練した職人が1つずつ丁寧にお作りします。制作途中にデザイナーと職人が何度も話し合い細かくチェックするため、ハイクオリティなジュエリーが完成します。また外部業者へ委託しない分お安くできるというメリットもあります。
*コラム「どうして自社工房、専属職人なのか?」はこちら

◉実物大の精密なデザイン画を作成し、そのデザイン画とほぼ同じように実物をお作りします。
原寸大のデザイン画をお作りするのは、お客様と製作者側で共通のイメージを持つため。細部までしっかり確認してから制作に入りますので、出来上がりまで安心してお待ちいただけます。また出来上がった後、イメージと違う!といったトラブルを回避することができます。
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