先日、とても色の濃い『ピンクサファイア』の指輪をお持ちのお客様がいらっしゃいました。

ところがお客様は『ルビー』だと思っておいででした。
この指輪をお母様から譲られた時、そのように説明されたそうです。
そこで、このようなご質問を受けました。

『ルビーとサファイアは色が違うだけと聞いた事がありますが本当ですか?』

はい、その通りです。
ルビーもサファイアも同じ鉱物『コランダム』です。
コランダムは全色で出現します。

中でも

血の色の赤のコランダムを『ルビー』と呼び、それ以外は『サファイア』と呼びます。

ですからブルーは『ブルーサファイア』、ピンクなら『ピンクサファイア』というのが正解です。

一時期、日本の鑑別機関の鑑定が甘かったり、一部の心無いジュエラーが赤に近いピンクを『ルビー』と称して高値で販売していたことがありました。
ですからその時期に『ルビー』と思って購入されたお客様も、たくさんいたと思います。

現在では鑑定機関なども厳しくなっており、そのようなことはありませんのでご安心くださいね。

今回のお客様の宝石は『ルビー』ではなく『ピンクサファイア』です。
しかしピンクサファイアも品質によって価値はピンきり。
お客様の石はクオリティも色の濃さもとてもグレードの良い物でした。
品質の良くない『ルビー』よりも、高品質の『ピンクサファイア』で作られたジュエリーは評価が高く、とても価値があります。
それに今回のジュエリーリフォームでご希望されたデザインを考えると、このピンク色がとてもよく合います。

宝石もジュエリーも流行があります。
ですからその時代にあったデザインや工夫で楽しめたら良いですね。