オーダーメイド:父に贈られたクンツァイトでペンダント
林様に作って頂いたクンツァイトペンダント、とても石の雰囲気に合っており大変気に入っています。
宝石にとって指輪やペンダントの枠は絵画の額縁の様なものですね。
このクンツァイトは20数年も前に父が幼い私の為にブラジル出張のお土産に購入し、その後タンスの引き出しに放置されていたものです。石にケチををつけるわけではありませんが・・・・磨き方もカットも荒い、プロポーションも悪い、おまけにカット自体があか抜けない(笑)と三拍子そろって褒める所の無いものです。
そんな石でも枠に入れてあげると「馬子にも衣装」、とても石の色にあった素敵な雰囲気になりました。それにルースの時より不思議と色が濃く見えます。クンツァイトは退色しやすいとの事ですから、退色のことは今でも不安です。しかし20年以上もこのままの色なので退色しないと(勝手に)信じ、気をつけながらもどんどん使う予定です。
私の元に到着してから早速父にペンダントの写真をメールしました。母曰く、私以上に喜んでいたそうです。前述でさんざんけなしていますが・・・例え高価でなくとも私にとっては大切な石です。ですからペンダントにするに当たり林様にお願いして本当に良かったと思っています。
厚みのある石なのでコロコロと転がってしまうことも有りますが・・・側面にある透かし模様のおかげでそれなりに様になりますし、案外真正面を向いてくれているようです。
末永く大切にします。本当にありがとうございました。
ジュエリー制作ノート
【制作方法】ルースお持ち込み、ご来店でのデザイン打ち合わせによるオーダーメイド
【アイテム】ペンダント/ネックレス
【使用素材】K18イエローゴールド、クンツァイト