職人とバトルできる関係作りは大事

久しぶりのブログ更新です。
ホームページの方は定期的に作品など更新しているのですが
ブログはすっかりご無沙汰になってしまいました。

昨日コラム「どうして自社工房、専属職人なのか?」を更新しましたので
ジュエリーリフォームにご興味をお持ちの方、やってみようかな〜
とご検討中の方は是非読んでいただけると嬉しいです。

私が独立した時に叶えたかった職場環境が自社工房専属職人です。
自社工房を持ち、商品を製造するメーカーはあると思います。
ですが、私が描いていたのは、売るための商品を作る工場ではなく、
エンドユーザーの声や希望を直接反映させることができる
”リフォーム”や”オーダーメイド”の制作に特化した工房です。

独立後すぐはお客様との打ち合わせ場所と制作場所が別々だったのですが
今の場所で念願叶って環境を整えることができました。
何が違うのか?は是非コラムを読んでくださいね

さて。。。。
ここではある日の私と職人のバトルの様子をチラッとご紹介します。

私「ここ、もっとこんな感じでやり直してください」
(時に、ちょっと感情的に言ってしまうことがある。反省)
職人「え〜?いいでしょ。これで。十分だよ」
(とっても不満顔)
私「ダメ。こんなんじゃ自信をもってお客様に渡せない」
(感情、エスカレート)
職人「大丈夫だよ。林さんの満足度が高すぎるだけだから。。。」
(一生懸命やったのに、否定されてかなり不満顔、そりゃそうだ)
私「そうかなあ。。。。」
(私の求めるレベルが高すぎるのか。。。と、ちょっと首を傾げながら席へ持ち帰る)

私「やっぱり納得できない。ごめん。やり直しお願いします」
職人「しょうがないなあ。。。。今日はやる気がしない。明日やる!」
(かなり怒ってる)
私「すまない。よろしくね。ありがとう。理解してくれて!」
(いつももっと上手に言えば良かった、と反省。そしてやり直してくれる職人に感謝)

これを頻繁に繰り返してます。
最近はだいぶ少なくなってきましたが、お互いかなりストレスです。
そして私にとっては納得いかない物を納品する方がもっとストレス。

でも、お客様の嬉しそうな顔を見ると、あーやっぱり妥協しないで良かった!
そう思えます。

私「この間のお客様、とっても気に入ってくれてまたご依頼いただいたよ!」
職人「…….」
(無言。でもすっごい嬉しそうな笑顔!)
ジュエリーに限らず良い物を生み出すためには、こんなことは普通なんだと思う。
デザイナーもコーディネイターも職人も一流と言われる人はみな
妥協するのが気持ち悪い、そんな性分の人たちなんだと思う。
私たちは「物造り」の端くれですが、これからも。。。
普通ですが。。。。がんばります!

今日お客様が提案してくださった。
「ざまきドットコムで作った作品にオリジナルの刻印を入れてはどう?」
以前、検討したことはあったんだけど。。。。
「前向きに検討します!」とお答えさせていただきました。

検討しよう。ロゴ考えなくっちゃ(笑)