デザイン画から生まれるあなただけのジュエリー
- 以前リフォームして使わず残ったルース(石)があるから利用したい。
- 海外やインターネットで石を購入。それを使って自分だけのジュエリーを作りたい。
- 宝石店では自分の気に入ったジュエリーが無いので、自分好みのジュエリーを作りたい。
などなど。。。お客様の制作に至るきっかけは様々です。
当店で過去にお作りした作品事例を数点ご紹介させていただき、その醍醐味や面白さを感じていただければと思います。
●以前リフォームして使わず残ったルース(石)がたくさんあるから利用したい。
お持ちのルースはこちらのイエローダイヤです。
石がたくさんありますのでリング、ピアス、ペンダントなどセット感のあるジュエリーをご提案させていただきました。出来るだけたくさんの石を使用したい、そして高級感とオリジナルテイストのあるデザインがご希望です。
ご提案した正式なデザイン画はこちらです。この前にラフスケッチでご相談なども重ねます。
かなりのマーキスダイヤが使用できそうです。付け心地、セット感などを考慮してこちらのデザインで制作してまいります。
イエローとホワイトのコントラストが美しい、そしてオリジナルデザインが印象的なセットジュエリー。
出来上がりはこちらです。
●商売繁盛&縁のある北欧をモチーフにしたメンズリング
『私に合う石を探して、そして私のアイコンになるようなリングを作ってみたい』とご依頼をいただきました。
お客様は北欧の国と縁があるご商売をされており、またお客様のファッション、TPOなどもある程度理解しておりましたので、すぐに”ある石”を思いつきました。
クリソベリルキャッツアイです。邪気を払い幸運を呼ぶ、高いパワーを持つ石で、古くから所有者に幸福と繁栄を約束してくれる石として有名です。またデザインをする上でメンズジュエリーによく合うのでは、というのも選択理由です。
私はたまに不思議な力を発揮します・・・それは探している石に巡り合うパワーです。というより石の方から私に近寄ってきてくれるのか・・・今回も透明感がある飴色でくっきりキャッツアイのこちらの石をすぐに見つけることが出来ました。
デザインはご依頼いただいた時からすでに頭の中にイメージが出来ていたので、まずは簡単にイメージをお伝えいたしました。その時の石とイラストです。
大人っぽい落ち着いた雰囲気、そして高級感。さて北欧のモチーフはどこに隠れているでしょうか?
正式なデザインにより側面などに施したこだわりをご説明。
そして出来上がりの実物がこちらになります。
北欧のフラッグのモチーフが隠れていますが、それ以外のお客様のみご理解いただける隠れたモチーフも入っています。
出来上がりはデザイン画から少々変更。
お客様のビジネスのシーンでも活躍しますように!
●色石を複数使った自分色リング
お客様がお持ちの石はピンク色の石(敢えて石が何かは言いません)。こちらに石を何ピースか加えて自分がしっくりくる色合いのリングを作りたい。ルビーやサファイア、エメラルドのような蛍光色の強い石ではなく、柔らかい自然を感じるような色合いがご希望。遠くからご来店いただいたお客様と色々お話しさせていただき、お客様の仕事がらの色の選択なんだなあ。。。と納得。
お客様がお帰りになられてから早速得意の石探し(笑)。バイカラータンザナイトとロイヤルブルームーンストーンを合わせてみたところしっくりきます。まずはお客様にご提案させていただいたのがこちらです。
特に非加熱タンザナイトはバイカラーでグリーンとブルーがとても美しく、緑の木々や川の水、青空など自然を感じさせてくれます。
ムーンストーンはブルーのシラーが見えて、それ以外の2psをうまく調和してくれる役目も。
石の雰囲気を壊さないようにご提案させていただいたデザイン2点がこちらです。
ブーケのようなデザインですが、お客様が『モーツァルトリング』と名付けてくださいました。たしかに歌を口ずさみたくなるような楽しい雰囲気もあります。
そして完成したリングがこちらです。
●誕生日石を使ったネックレス
誕生石は誕生月を代表する宝石(ジェムストーン)ですが、日ごとの誕生日石というのがあるのをご存知ですか?
さすがに365もあるので、宝石と言えないような石もありますが、なんとダイヤモンドを引き当てたラッキーな方がいらっしゃいます。
ダイヤは無色透明ですから、実はどんなお洋服にも合うとても使いやすい石。ですからシンプルにしがち。。。。でも今回のコンセプトは、『このデザイン=お客様』というアイコンネックレスです。
デザインを決める時に考慮することは次の2点です。
①用途。あらたまったお出かけ用?それとも普段使い?
②胸元のどの辺りにつけたいか?
あれこれ色々とご提案させていただき、お客様からのリクエストもあり次のようなデザインに落ち着きました。
けっこう冒険したデザインですが、でも確かにアイコンネックレスのコンセプトにはぴったりのデザインかと。。。なによりお客様が気に入って毎日着けられることが重要。正式にデザイン画を書かせていただき、サイドのメレダイヤの大きさや個数などをじっくり検討。
そして出来上がったネックレスがこちらです。一眼見ただけで、周りの人に強烈な印象を残すことでしょう。
このネックレスをどんなファッションで着けていただけるか?周りの人からどんなコメントをもらえるか?お納めしてしまった後で、気になってしまう一品になりました。
●私がデザインをご提案する際に気を付けているこ
- お客様からの情報収集
お客様のご希望に添うことを第一に考えています。「どんなデザインが良いか決まっていない」、「自分に似合うデザインが分からない」、そんなお客様の気持ちに寄り添い、じっくりお話をさせていただく中で、お客様の”想い”を引き出して差し上げたいと考えています。 - 宝石や加工に関する情報提供
宝石や地金の強度や特性、ジュエリー全般の知識と経験に基づき、アドバイスをさせていただきます。もしお客様の中に間違った知識や思い込みがありましたら、ご説明させていただきます。「お客様の言うとおりにやりました。その結果、良い物が出来ませんでした」ということの方が、お客様にとって失礼です。 - 謙虚な姿勢
知らない事は謙虚に教えていただく姿勢を常に心掛けます。ファッションやブランドなどについては、お客様に教えていただくことが多々ございます。
ジュエリーデザイナー紹介
デザインを描くのはデザイナーですが、そのアイデアの源となるのはお客様からの情報です。お洋服の趣味や生活スタイル、込めたい想い、ご予算などざっくばらんにお伝えください。良い物を作るための共同作業にぜひご協力をお願いいたします 。