少しビックリしてしまうようなタイトルですよね。ジュエリーリフォームのやり直し、トラブルは統計をとったわけではありませんが私の感覚として、かなりの件数があるような気がしています。どうしてこのような結果になってしまうのでしょうか?やり直しやトラブルによる再依頼のご依頼を受けるということは、お客様はダブルで料金を払うことになるわけですから大変申し訳ない気持ちになってしまいます。

ではそうならないためには、どのようにジュエリーリフォームを依頼したらよかったのでしょう?

こんな風に依頼していたら防げたのではないか?そんなことをお伝えできればと思います。

手持ちのジュエリーを作り変えるリフォーム(リモデルとも言う)、または何も無いところからあなただけのジュエリーを造ったり、持っているダイヤモンドや色石を使ってジュエリーを作る(オーダーメイド)など、ジュエリー制作を依頼する理由はさまざまです。やり直しや満足できない仕上がりにならないために、次のことに注意して依頼してください。

総合的なジュエリーリフォームサービス

1.出来上がりイメージを伝える時の注意点
2.打ち合わせが不十分
3.十分打ち合わせをしたのに不満足
4.ジュエリーリフォーム、その他の注意点

出来上がりイメージを伝える時の注意点

こんな物を作りたいという出来上がりのイメージがはっきりお客様の中にある場合は、ご自分の希望をできるだけ細かく伝えましょう。

ただここで要注意!雑誌の切り抜きやインターネット内の画像などを提示し「これと同じに作りたい」とおっしゃるお客様は多いですが、持ち込む石の大きさやリングサイズが違えばまったく同じ物には仕上がりません。自分の石ではどのように出来上がるのか?デザイン画で確認するのが理想です。

また同じデザイン画からでも職人(手)が違えばびっくりするぐらい違って出来上がってきますし、職人の技量も大切なポイントです。

打ち合わせが不十分

どのように依頼したかお客様から伺うと、とにかく打ち合わせが不十分であることが多いように思います。店側のオススメに従った結果、出来上がったら自分の好みと違っていた。伝えたつもりが伝わっていなかった。デザイン画やメモで確認を取っていなかったので我慢して受け取らざるを得なかった。等々残念なお話を伺います。

分からない部分、迷う部分は遠慮なく質問し最終的には自分で決めるのが理想です。

依頼を受ける店側から考えてみましょう。
店側に不都合なことがあると考えられると場合、「出来ない」と言われがちです。店側にとって不都合な事とは、作業に危険がある、経験がない、自信がない、手間の割に儲からない、もしくは単に面倒くさいなどの店側の都合です。不安なまま依頼してしまって心配しながら待っているのは辛いものです。

また逆にお客様のリクエストに「はいはい、出来ます」となんでも聞いてくれたけれど理想の物が出来上がらなかった、というケースも多く見られます。これは店側の知識や経験不足によるものだと思います。店側は一旦できると受けてしまうと危険があってもやらざるを得なくなり、完成度を無視してお客様のリクエストをこなすことが目的となってしまいます。「お客様のリクエスト通りに作りました」という言い訳がたつからです。

どちらにしても結局何が違っていたのか双方分からないまま持ち帰らざるを得なかった。こういった残念な結果にならないようにしたいものです。

事前の打ち合わせは十分に、実物大でのデザイン画はやはり必要です。お客様のご要望どおりにお作りすると、こんな不具合やマイナス要素もありますよ、なんてことも誠実に伝えてくれる店は信頼が置けると思います。そして会話の中から「あーこの人になら任せられる!」と確信が持てる瞬間が必ずあると思います。

成功するジュエリーリフォーム《ジュエリーコラム》

メーカーの既成枠を用いて提案される場合、出来上がりをイメージしやすいのですが、やはりオリジナリティに欠けること、また人と同じになってしまう、というのが難点かもしれませんね。
当店のオリジナル枠は当店が独自に製作した特注枠です。底の部分の厚みやちょっとした留め方に工夫をこらしてありますのでぜひご覧ください。

十分打ち合わせをしたのに不満足

そもそもお持ちのジュエリーはリフォームするべきなのか?いったい何を作ったらいいのか?自分に合っている物は何なのか?などは細かい製作依頼以前の問題です。
完成度が高い良い物が出来上がったけど、ちっとも着ける機会がない。自分のファッションやライフスタイルに合わない。やっぱり出来合いの商品を買ったほうがよかった。こういった感想はよく耳にします。

特にたくさんのジュエリーをお持ちの方、お子様やお孫様に譲ろうと考えていらっしゃる方、断捨離をしたい方、こういったお客様はデザイン以前のコンサルティングが必須です。

石の知識や価値など相対的なアドバイスを受けることはできましたか?リフォームやオーダーメイドに対するお客様の思い、ライフスタイルやファッションなどをざっくばらんに伝え、一緒に検討することできましたか?これらは目的の結果にたどり着くために必要な時間です。

そして最終的にお客様がご判断いただくことが理想だと思います。

こういった事前のコンサルティングに費やす時間はリフォーム店にとってはマイナスな作業であるかもしれません。ですがお客様が本当に満足いくジュエリーを手にするためには、また納品後のトラブルを防ぐためには、結局双方にとって必要な過程なのです。

お客様のファッションや雰囲気を見抜いて、あっと驚くような新鮮な提案をしてくれるリフォーム店に巡り会えれば、お客様が造りあげるリフォームやオーダーメイドジュエリーは既製品を買うことでは味わえないワンランク上の贅沢な物となるでしょう。

ジュエリーリフォームする価値はありますか?《ジュエリーコラム》

その他の注意点

  • 以上のような観点から相対的に考えて、単に料金を比べて安いという理由だけで発注しないようにしましょう。
  • 外したメレダイヤは全て使うことは出来ないことも多い、ということを理解しましょう。外したメレダイヤをもったいないからと言って無理やり使うとバランスが悪くなったりデザインが崩れることがあります。再利用できるか否かの判断はメレダイヤの品質を判断できるプロに相談しましょう。
    私が綺麗なメレダイヤを使う理由《ジュエリーコラム》ご参照ください。
  • 職人の技術が未熟である。バランス良くデザイン画に忠実に製作できるかどうかは言うまでもありませんが、大切な石をお預かりするのですから事故があってはいけませんので基本的な要素です。
    どうして自社工房/専属職人なのか?《ジュエリーコラム》

なぜ上手くいかなかったのか?どうして?なぜ?にお答えいたします。お気軽にお問い合わせください。

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2017年5月記
順次加筆して参ります。