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 コーティングピンクダイヤモンドの登場


ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、こういった情報は共有しないと。それに自分の勉強のためにも記すことにします。

表面処理ピンクダイヤモンド。
先日ひょんなことから私の手元にやってきました。なんとキレイなピンクダイヤモンドでしょう。グレードで言えばファンシーピンク、インテンスファンシーピンクと同等の色です。

すでにメーカーなどで扱っている所もあるらしく、このピンクダイヤを使った商品も市場に出回りだすようです。

このピンクダイヤモンド、ルーペで見てみるとなんとなくグリーッタリー(油膜みたいなギラギラ)なアピアランスです。そして問題なのはガードルから下のパビリオンにのみコーティング処理してあるということです。ですから留めた後パビリオンを見ることができなければ判定しようがありません。それからもうひとつの重要な特色として、このコーティング処理が酸に弱いということです。加工の工程で酸で洗うという行為が必ずあります。もし職人が知らずに酸で洗ったしまったらコーティング処理は取れてしまいますから、ピンクダイヤモンドが白いダイヤモンドになってしまうわけです。

確かに10年ほど前に放射線処理ダイヤモンド、主にその頃はブルーが多かったのですが、これは処理が表面上のみにとどまっていないので加工の際での安定性がありました。ただ火が直接あたるとキレイなアップルグリーン色になってしまったことがあり、驚いた記憶があります。

お客様は綺麗で安ければいいのか?
やっぱり処理されていない、ナチュラルなものがいいのか?
究極の選択?

今ここで何が問題なのか?ということですが、ブルーダイヤや他の色変化のダイヤモンドは無色透明のダイヤモンドと値段的にあまり差がないのですが、ピンクダイヤはこのコーティング処理したダイヤとそうでないナチュラルピンクダイヤモンドとの価格の差が非常に大きいということです。きちんと説明して、お客さまご納得の上お買い上げいただくならいいのですが、ナチュラルピンクダイヤと思って購入されてしまった後、サイズ直しなどの時点で白くなってしまった、なんてことになったら大問題です。また売り手側でもきちんと情報が行き渡っているか心配です。

ピンクダイヤモンドはきれいだけど要注意です。


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